SNS苦手世代
私は所謂SNSのやり取りが苦手だ
何故なら、相手のテンションがわからないからである。
逆に電話なら何時間でもできる、
相手と間合いを合わせられるから。
正直、メール時代もむず痒いものがあった。
相手の表情がわからない中、空気を読んで送らねばならないからだ。
私は基本人間とコミュニケーションを取るとき相手が話を楽しそうに聞いているか気にする方である。
万が一、相手が自分の話をつまらなそうに聞いていたら…と考えると筆が止まる。
どう返すのが正解だろう
何を返したら盛り上がるだろう
そう、私の中では常に大喜利大会が開催されているような気持ちである。
LINEというものが存在し始めてからは「既読」により、即効性を求められるようになった。
クイズ番組で答えが分かっていないのに
解答ボタンを押されているようなものである。
そんなことからすぐにメッセージのやり取りに疲弊してしまう。
そもそも、
相手のリアクションを見ないと自分の話すらできない、なんとも悲しいことだろう。
近年はアドラー心理学の本「嫌われる勇気」がヒットするなど、内容はともかく「嫌われることを恐れる人」は八方美人として嫌われる風潮があるように思える。
話がどんどん壮大になっていく中
ふと、YouTubeを見ていたら
「私、直接会わないとSNSじゃ物足りないんだよねー」
のようなことを言っていた。
なるほど、これは使える。
「私は電話世代なのでSNSじゃ物足りない(からSNSのやり取り遅くても仕方がない!)」
と言えばいいのだ。
私はSNSをうまく活用することや、
嫌われる勇気などは一旦置いておいて
しばらくは「世代じゃないので!」でごまかしていこうと思う。
こうして、また一つ出会いの機会は減っていくのであった。
かしこ